tokyo
tokyoという名前の花に出会ったのは、パリの小さな花屋さんでした。
沢山の薔薇やアネモネ、かすみ草などにかこまれて、凛とたたずむ花。
菊、 でした。しかも野菊ではなく、いわゆる品評会などにだすような、大輪の菊。
大きなガラスの花器に他の花と変わりなくさしてあって、同じネームプレートがついていました。
ただ、名前がtokyoだったというだけの事。
それだけの事なのに、何故か、心揺らいだのを覚えています。
単に、日本に帰りたくて懐かしかっただけなのか、そうも思います。
でも今思い返しても、あの菊は確かに東京だった。と思うのです。
違和感を感じず、心にすっと入ってくる名前に出会う事があります。
そんな時、言葉のすごさを感じるのです。
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